自分の話をするんですよね?
自己開示とは、自分をオープンにすることです。
つまり、自分の話をして、相手に知ってもらいます。
そうすることで、相手を安心させることになります。
そして、相手も開示してくれるようになります。
こうやってお互いが自己開示していくことによって、コミュニケーションが円滑になります!
このように、自己開示は会話の基本とも言えます。
しかし、コミュ障は自己開示が苦手な人が多いようです。
ですので、この記事では「自己開示」の基本の“キ”を確認していきます。
自己開示で忘れてはいけないこと
コミュ太くん?
「わかりやすく話すこと」ですか??
自分が開示すると、相手も開示する。
相手が開示して、自分も開示する。
このように、自己開示は「双方向性」が基本です。
ちなみに、コミュ障は「間を埋めるための質問」をやりがちです。
相手のことばかり聞いてしまいます。
そして、自分のことをあまり話しません。
この状態はおかしいですよね?
「開示のレベル」が問題です。
同じくらい開示しないと、“違和感”が生じます。
「なんで自分のことを話さないの?」
と相手が感じるようになるのです。
たとえば、相手が、
「こんにちは、◯◯です。趣味はマンガです。とくに好きなのは『キングダム』で、毎週コンビニで読んでいます!」
と開示してくれました。
しかし、自分は、
「◯◯です。趣味は……とくにありません。」
というように、ちょっとしか自己開示(名前だけ)しなかったらどうでしょうか?
その後の会話がぎこちなくなることでしょう。
また、そもそも、そんな閉じている相手と会話したくないものです…
気をつけましょう!
【補足】
自己開示しすぎるのも要注意です。例えば、初対面でコンプレックスの悩みを打ち明けたりするのは、基本的にはNGです(明るく言えればオッケー)
自己開示は恥ずかしい?
コミュ障の人は、自己開示に慣れていない人が多いように思われます。
(自分の話をしすぎてしまうタイプのコミュ障もいますが…)
これまでの人生で「聞き役」だったので、そもそも話をすることに抵抗があるのでしょう。
ふつうの話でも、
「面白くなかったらどうしよう?」
「興味を持ってもらえなかったら?」
という不安があります。
それが「自分の話」なら、なおさらです。
「こう感じているのは自分だけなのでは?」
「共感してもらえるだろうか?」
「そもそも自分の話をする必要ある?」
と考えすぎます。
【補足】
ふつうの会話でも、考えすぎると話せなくなります。話すときは「考えない」が基本です(話してみてから考える)!
自己開示の方法
一番かんたんなのは「感想」だね!
「感想」が自己開示の一歩目になります。
感想とは、「自分の感じたこと」を口にだすことです。
これならば、ハードルが低く、とりくみやすいはずです!
「○○が美味しかった」
「○○は楽しかった」
「○○が面白かった」
何でもいいです。
感覚的に慣れないかもしれませんが、口に出していきましょう。
【補足①】感情を出す
何かを話すときには、「情報」よりも「言いたい」という感情が大事です。そのために感想の練習が効果的です。
「自分の感覚が正しいかどうか」
と考えないことです。
いっさい考えずに、伝えようとすることが大事です。
(ふだんの会話でも同様です)
また、もしかしたら、「何も感じない」かもしれません。
でも、少しでも感じたら、それを言葉にしてみましょう。
多少、大げさに言っても問題ありません。
(リアクションが大きい人は演技が入っているものです!)
そして、「感覚を言葉にする」を繰り返していきます。
そうすることで、感覚が次第に大きくなっていくのです。
自信を持って、感想を言えるようになります。
【補足②】発言の回数
感想に慣れてきたら、「一言」から「二言」「三言」と発言が増えていきます。最初は、口数が少なくても、継続して発言していきましょう!
【補足③】出来事+感想
感想を言えるようになったら、「情報」を付け加えていきましょう!昨日の出来事や過去の経験も話せると、さらに自己開示が楽になります。
まとめ
掘り下げてみると、「感覚を話す」ということなんだ。
それで、自分の話を控えてしまうんだね?
今思い返すと、そういう感じのことが多かった気がします。
と、いうことで、今回は「自己開示」の話でした。
「自己開示は慣れないなぁ」
「自己開示って初めて聞いた」
という人は、
まずは「感想」から始めてはいかがでしょうか?
それではありがとうございました!