話しかけられてテンパる人が知っておきたい会話を続ける方法

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ハカセ
こんにちは、ハカセです。
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コミュ太
こんにちは、コミュ太です。
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ハカセ
今日はコミュ太くんの方から相談があるんだよね?
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コミュ太
はい、そうなんです。
ぼく…雑談が苦手なんです……!
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ハカセ
うん、そうか。
雑談が苦手なんだね。
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コミュ太
はい。
何を言っていいか、わからなくなるときがあります。
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ハカセ
わからなくなるんだね。
じゃあ…とくにどういう時にそうなるのかな?
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コミュ太
あ、はい。
とくに、いきなり話しかけられると、何を言えばいいのかと思って焦っちゃいます。
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ハカセ
うーん、そうか。
たとえば、「天気がいいね」と話しかけられて、何も言うことがない、感じですか?
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コミュ太
ああ、そうですね!
そんな感じです!
「天気がいいですね」っていった後、何も言うことがないです。

   

今日は「話しかけられるのが苦手」がテーマです。

   

コミュ障の人はとくに苦手という場合が多いようです。

その気持ちはいたいほど分かります。

   

でも、その理由は単純に「答えられないから」でしょうか?

   

コミュ太くんも「天気がいいですね」と返せるはずです。

でも答えにくい…

   

それはたぶん「答えた”後”に何も言うことがない」からではないでしょうか。

   

聞かれたあとに沈黙ができてしまう…

それが予期不安になって、話しかけられるのが怖くなってしまいます。

   

今日は

「話しかけられたらどうすればいいのか?」

「会話を続けるには?」

についてまとめます!

   

会話のキャッチボールの本当の意味

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ハカセ
コミュ太くん、会話のキャッチボールってよく言いますよね?
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コミュ太
あ、はい。
ちゃんと聞かれたことに答えることですよね?
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ハカセ
うん。
そうなんだけど…
それだけじゃないんだ。
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コミュ太
え?そうなんですか?
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ハカセ
うん。
ただ、「答えればいいだけ」じゃないんだ

   

「会話のキャッチボール」について、改めて考えたことはありますか?

    

それは「何か言われて答えること」ではありません。

(ハカセがキリッと断言しました(笑))

   

答えるだけだと、そこで会話が終わってしまいます。

いわば「キャッチしただけ」になってしまうのです。

   

しかし、それだとまた相手にボールを投げてもらわないといけません

相手が会話好きだったり、得意な人なら、ボールがくるので続きます。

   

しかし、そうじゃない場合は会話が途絶えがちになるでしょう。

   

たとえば、「今日は天気がいいですね」と話をふられたとします。

   

相手:「今日は天気がいいですね」

自分:「はい、そうですね」

相手:「……。そういえば、○○はどうですか?」 ←沈黙

自分:「○○はこうです」

相手:「……」 ←沈黙

   

最初の1往復だけで、すでに沈黙が発生しています(苦笑)

   

これはなぜでしょうか?

   

・・・

   

・・・

   

・・・

   

それは「一言しか返していないから」です(キャッチだけになっているから)。

一言なので、次も相手が考えないといけません。

   

だけど、二言目があったら違います。

(つまり、ボールを投げ返す)

   

相手:「今日は天気がいいですね」

自分:「はい、そうですね。(一言目) あ、そういえば、ここ最近ずっと天気がいいですね!(二言目)」

相手:「そうなんですよ!で、さっき、〜〜〜」

となるでしょう。

   

だから、雑談は1問1答ではなく、

1問2答

が基本になります。

  

答えてから、もう一つ何か言う。

   

「ボールをキャッチする」(1答目)だけでなく、「ボールを投げ返します」(2答目)。

   

キャッチボールにするためには?

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コミュ太
なるほど、1問2答ですか!
考えたことないです。
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ハカセ
うん、そうだね!
2答目が大事になってくるんだよ。
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コミュ太
そうですね〜
話しかけられたら、答えて、2答目は今度はこちらから話しかける感じですか?
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ハカセ
そうそう!
そんなイメージ!
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コミュ太
あ、でも自分からなんて難しいですね。
すぐに何か考えて返すのは……
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ハカセ
そうだね。
もちろん、慣れないと難しいんだけど、コツはあるよ。
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コミュ太
え?なんですか??
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ハカセ
うん、それは「意図」をおさえることなんだ!

   

相手は何らかの「意図」をもって話しかけてきたはずです。

    

「仲良くなりたい」

「この人どういう人なんだろうか?」

とか、

   

「この話題について話したい」

「このことが言いたい」

という理由があるはずです。

   

まずはその話しかけてきた意図(理由)をおさえます。

せっかく投げ返したボールがおかしな方向にいってしまうので。

   

たとえば、出身地を聞かれたら、

「出身地をほんとうに”知りたい”のか?」

「(自分の)出身地の”話がしたい”のか?」

を判断します。

   

料理の質問なら、

「料理の話を”語りたい”のか?」

「料理法を”聞きたい”のか?」

となります。

   

「出身地が知りたい」なら、「説明」になります。

しかし、「出身地の話がしたい」なら、「相手に話をふる」方が適切です。

   

このように、同じ質問でも意図によって返しが変わってくるのです。

   

そこをおさえておけば、2答目はカンタンです。

   

話がしたいパターンなら、

「あなたの趣味は?」

「あなたの出身は?」

と聞き返す。

   

情報が知りたいパターンなら、単純に情報を教えるパターンです。

「ぼくの趣味は〜〜」

「〇〇の料理のやり方は〜〜」

となります。

   

その他、パターンは色々ありますが、まずは相手の意図をおさえることが大事になります!

(意図を読みまちがえても問題ないので気にしないで大丈夫です)

   

これって、ボールを投げられている?

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コミュ太
!?
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ハカセ
ん?
どうしましたか、コミュ太くん?
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コミュ太
あ、いえ。
相手が質問じゃない感じで話してきたら、どうすればいいのかな?って思いまして…
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ハカセ
おお!いいところに気づいた。
相手が問いかけではなく、独り言のような形で話しかけてくる場合もありますね。
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コミュ太
そうですよね。
聞いているのかどうかもよく分からない、って感じることがあります…

   

相手が直接質問してくれれば、とりあえず答えることができます。

   

しかし、「天気がいいですね」と話しかけられたら、どうすればいいのか?

あるいは、「天気いいなー」などと別の方向を向いて言い出したら?

   

コミュ障なら「これは自分に向かって話しているのかな?」と判断に迷ってしまいます。

言葉に詰まる人が多いのではないでしょうか?

      

独り言のような場合は、感想(主観)を言えばいいのです。

   

「いいですね。こんなに天気がいいなら○○に行きたいです」

「本当ですね。天気がいいので昼寝がしたいです。」

など、てきとーに返しても大丈夫(笑)(2答目は忘れずに!)

     

これは、なぜなら、相手は、

「天気がいいという気持ちに同調してほしい」

「沈黙が気まずいので何か言ってみただけ」

など、

   

「何でもいいから返事がほしい」という理由が考えられるからです。

(あまり、深い意味がない発言とも言えます)

  

また、感想がなければ、同じセリフを繰り返す(同調)だけでもオッケーです。

   

「いいですね〜!ほんと天気いいです。」

「ほんとっスね!めっちゃ天気いい!」(←関西弁)

と、同調するといい雰囲気になります。

(同調はセリフよりも口調テンションが大事!)

   

まとめ

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コミュ太
会話のキャッチボールって、受け答えをするだけじゃないんですね。
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ハカセ
うん、そうだね!
「キャッチの1答目」と、「ボールを投げ返す2答目」は別なんだ!
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コミュ太
そうですか…
ぼくは投げ返していなかった(2答目がなかった)んですね。
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ハカセ
うん、そうだね!
コツもあるけど、そもそも「2答目が必要」と知ることが決定的ですね。

  

「2答目」がないと、相手ばかりがボールを投げることになります。

会話が盛り上がることもないでしょう。

   

なので、2答目を意識することが最初の一歩になります!

  

そして、「2答目」を言うためには「意図」をおさえることが大事です。

   

  • 相手がその話題について「話したがっていた」ら、聞き返してみる。
  • 自分の話を「聞きたがっている」ようだったら、自分の話をしてみる。
  • 単純に「同調してほしい」だけなら、同調してみる。

   

このように「相手の意図を考えられれば、2答目もかんたんに出てきます。

これなら、とりとめのない雑談でも難しくならないでしょう!

  

   

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。