コンビニのレジでよく聞き返されます…
声が小さくて聞き返されるってことですか?
どうしてなのか、わかりません。
じゃあ、今日は「聞き返されない声の出し方」というテーマでみていこうか!
あなたはコンビニなどのレジで「聞き返された経験」はありませんか?
レジで声が小さい人はよくいます。
あるいは、特定の場面や人に対して声が小さくなってしまう人も。
それをコミュ太くんのように気にしたり、焦ったりしているかもしれません。
では、なぜ声がでないのでしょうか?
どうして目の前の人に声が届かないのか?
特定の場面で声が小さくなるのは?
こういう疑問をふまえて、この記事では、
- 声が出ない理由
- 大きな声をだす方法
- コンビニでの声の出し方
について解説していきます。
声が出ない理由
大学に行ったときに、友達にあったら話すくらいかな…?
話す習慣があまりない場合は、声を出すための筋肉が弱くなっている可能性があります。
というのも、声が出るのは、「声帯」や「呼吸筋」(横隔膜、肋間筋など)などの筋肉の働きによるものです。
だから、声もほかの筋肉と同じように、使わないと弱くなっていきます。
病気で寝たきりになったら、筋力が衰えて歩くのが難しくなる、のと同じです。
そして、これはご年配の方だけでなく、若い人でも弱くなります。
【補足】その他の原因について
緊張や対人恐怖などの心理的な問題が考えられますが、ここではわかりやすい筋肉の問題から取り扱っています。
声が出にくい時期?
そういえば、そうかもしれません。
学生の間は、長期休みがあり、あまり人と話さなくなる人も多いでしょう。
そういうときに声の筋肉を使わないので、声が出しづらくなります。
試しに、家に引きこもって1週間だれとも話さないでみてください。
声がほんとうに出にくくなります。
緊張すると声が出にくい?
よく知らない人と話すと緊張します。
筋肉の問題だけでなく、緊張も原因の1つです。
緊張すると、喉や口の筋肉がかたまったり、横隔膜や肋骨の筋肉がかたくなって発声しづらくなります。
そして、緊張の理由もいくつかあります。
たとえば、見知らぬ店員とのやりとりで緊張して声が小さくなることもあります。
人見知りが声の大きさに出ているのです。
また、長期間、人と話さないこと自体も影響します。
「人と話すイメージ」がうすれて、なぜか緊張することはありませんか?春休みや夏休み明けに、友達とひさしぶりに会うと「ちょっと緊張する」のと同じ原理です。
声を大きくする方法
声をだす前にすること
声をだすにはどうすんですか?
でも、その前に、声を出す筋肉が硬くなっているからね。
まずは、ほぐす必要があるんだ。
呼吸筋が硬くなっていると、がんばっても声が出ません。
だから、ほぐして声を出しやすくします。
かんたんな方法としては、
「その場ジャンプ」
です。
つま先がうかない程度で、その場でかるくジャンプします。
手や肩は力をいれずに、動きにまかせます。ほぐれてきたら、手が布や紐のように形のない動きをするはずです。
それを1分ほど続けると、全身がほぐれます。
とくに、肋骨まわりの呼吸筋がほぐれているでしょう。
大きい声をだす
「あーー」と大声を出してみましょう。
とにかく大声を出します。
天井に向かって、「あーーーーーー」と発声してみましょう。
できれば、ロングトーンのように一定の音程で、力まずにやることが望ましいです。慣れると、力みもとれます。
(とれない場合は、”その場ジャンプ”やストレッチなどでほぐしてみましょう!)
【補足】ロングトーン
一定の音程をきれいに長くのばす歌唱法。「あーーーーー」という長い発声。
このときに「天井にぶつけるイメージ」が大事です。
声が小さい人は自分の声を空間に響かせるイメージをもっていないので、このワークが有効になります。空間に響かせる練習になるのです。
また、このように上を向くことで喉の筋肉もゆるんで、声が出やすくなります。
(声をだす筋肉がほぐれていない状態でやると、声帯を痛める可能性があります)
そして、「大声を出すこと自体」が極めて重要です。
弱った声帯(筋肉)のリハビリになります。大声を出すことで、声の筋肉を鍛えていくのです。
【補足】声帯
喉の上部にある発声の器官で、2枚の「ひだ」から構成される。そのひだは筋肉からできている。
声を出すイメージ
いや、ないです。
「声をだすイメージ」がもてるかどうかで声の大きさが決まるのです。
声が大きい人は「大きい声をだすイメージ」(空間に響かせるイメージ)をもっています。
逆に、声が小さい人は「小さい声をだすイメージ」しかもっていないのです。
意外にも、人間は声にブレーキをかけています。
「自分は大きな声をいつも出していない」
それがセルフイメージになって、声を出さない・出せないと思い込んでいる。
【補足】セルフイメージ
自分に対する印象(イメージ)。「自分がどういう人間か」「何ができて、何ができないのか」「自分がどういう人間だと周りに評価されているのか」などのイメージ。
例えば、自動車の免許をとるときに、高速道路でスピードを出すのが怖いと感じませんでしたか?でも、時速100キロに慣れると、そうでもないはず。
これと同じで、大声が当たり前になると、大声をだすイメージができます。
そうすることで、コンビニでもどこでも声を大きく出せるのです。
声をだすには、筋肉だけでなく、イメージも大事になります!
具体的な状況に慣れる
そうです。
コンビニならコンビニでの声の出し方を体に覚えさせる必要があります。
コンビニで声が小さい人は、
「コンビニ店員とのやりとりは緊張する」という思い込み
ができています。
ですので、イメージを変える作業が必要です。
といっても、一度できたら、あとは簡単なので安心してください。
ちゃんと声をだせるように「姿勢とイメージを整えるだけ」です!
まずは、習慣でうつむき加減になっていたりするので、姿勢をなおします。
- 足の位置を肩幅くらいに開く
- 上半身をリラックスさせる
- 顔をあげてまっすぐ前をみる
そして、声を出すときはコンビニ店員に届かせるというよりも
「レジの向こう側の壁に向けて声を出すイメージ」
です。
「店員との実際の距離」よりも「2倍ぐらいの距離」がある想定で声を出します。
何回か試してみると、声が出ます。あとは、「慣れ」です!
まとめ
コンビニのレジで声が小さいのは本当に気になるものです。
その原因も対策もわからないと、不安が大きくなるかもしれません。
でも、そもそも大声をだす習慣がないのが原因です。
(心の問題が心配な場合は、専門のクリニックに相談がいいと思います)
しばらくして「また声が小さくなっている」と感じたら、この記事を読み返すことをオススメします。
- 天井に声をぶつける
- 姿勢
- レジの壁に声をぶつけるイメージ
などを確認してみてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!