こんにちは、コミュスタ編集長の永田です。
今回は「無口の改善のための3ステップ」を解説していきます。
あなたは無口で何かしらの悩みがあると思います。
でも、「無口の悩み」というのは分かりづらいものですよね?
経験者でないと理解できない難しさがあります。
ちなみに、ぼくは以下のようなことで悩みました。
- 話そうと思ってもうまく言えない
- 言葉が出てこない
- なにをどう頑張ればいいのか分からない
- 考えている間に会話がどんどん進む
- 集団会話は早すぎてついていけない
- 昨日みた映画の話題なのに何も言えない
- 本をたくさん読んでみても変化なし
- ストップウォッチで話す練習をするが…
努力をしましたが、実際の会話では全く通用しませんでした。
(ポイントを外していたからです)
しかし、紆余曲折ありながらも、なんとか話せるようになりました。
(詳しいことはプロフィールを読んでみてください)
ここでは、その「無口を治すために本当に必要だったこと」をお伝えします!
無口の原因は何か?
足りないことは何か?
無口な人は何も考えていない…
訳ではありません!
むしろ考えています。
おしゃべりな人よりもよほど考えている。
ぼくはそうでした。
ただ、それが「声に出して表現する」ことにつながっていません。
思考と発話がつながっていないだけです。
「考えたことを口に出す」
「感じたことを誰かに伝えること」
この感覚が育っていないのだと思います。
考えてしまう
考えるとどうなるでしょうか?
話すことに「ブレーキ」がかかってしまいます。
必要以上に考えて、
「これを言っても大丈夫かな?」
「この話の流れだとおかしいかな?」
と悩むことになります。
カンタンなことを言う時でもアレコレ考えてしまうのです。
これはひとえに話慣れていないからです。
話に慣れていれば、
「思いついたから言う」
「こういうコトがあったから言いたい」
「話の流れはそれほど気にしない」
ということが感覚的に分かっています。
とくに苦手なことは…
「自分の話をする」のに抵抗感を覚えませんか?
ぼくはそうでした。
まず思うのが、
「自分の話をしても面白いのかな?」
という疑問でした。
そして、
「割り込んでまで自分の話をしてもいいのか?」
と、つねに遠慮がありました。
自分の話をするのに違和感を感じていました。
こんなわけで何人かで話すと、黙って聞いていることになっていました。
真剣に話を聞いてしまう
そして、「話の聞き方」も問題です。
無口の人は話を本当にまじめに聞きます。
しかし、「聞いているだけ」で終わってしまっているのです。
聞くことに100%の意識をあててしまいます。
そして、「話す隙間がない」と思い込んでしまう。
このように「話の聞き方」によっても、「話すこと」から遠ざかっています。
これでは話す回路が育たない。
結果、何歳になっても思ったことがうまく言えないのです。
以上が、ぼくの経験による分析です。
(偏っているかもしれませんが)
無口の改善法
自分の話し方を知る
「話す内容」よりも、まずは「話し方」です。
例えば、「声が小さい」「ボソボソした声」では話をする以前の問題になります。
相手が聞きたくないと思ってしまうからです。
そうすると、話しにくい雰囲気ができてしまいます。
なので、まずは録音です。
聞いてみると、「自分の話し方ってこんな感じ?」と驚きます。
ぼくの場合は、ネチネチしていて、ショックでした(苦笑)
「え〜」とか「あ〜」と言ってしまう人も多いです。
また、早口だったり、声が小さかったり。
聞く側が気になってしまうクセがあります。
それを修正します。
また、一語一語に意識が向かうようになります。
これは意外とバカにできないことです。
というのも、声が小さい人や抑揚のない人は発声に意識がいっていません。
(ぼくは録音するまで気づきませんでした)
録音することでそれが自覚できます。
自覚できたら修正できるのです。
ちゃんとした話し方をするだけで、一気に印象が変わります。
コミュニケーションが円滑になります!
【補足】
話す内容はメモをとります。あるいは、本や記事の朗読でもいいでしょう。
小ネタをつくる
話す内容のメモをとります。
「雑談といえどもメモをとるべきだ」とぼくは考えます。
というのも、話はブラッシュアップするものだからです。
何回か話すたびに、話ができあがっていきます。
つまり、「1回話して終わり」ということはないのです。
(1回しか話さないこともありますが)
だから、メモをとってネタを練り上げていきます。
もちろん、メモと言っても、数行程度でいいでしょう。
小ネタです。
あくまで雑談の内容なので、ちょっとしたことでいいと思います。
(逆に、大ネタは日常会話では不自然)
【補足】声を出して読んでみる
メモは「書き言葉」なので、実際の「話し言葉」よりも複雑になりがちです。喋ってみて修正を繰り返します。
人と話す
実際に、人と話す経験をつみます。
1人で話す練習をするのとはかなり違います。
自動車の運転でいえば、教習所内と一般道くらい違います。
なので、実際に話をしていきましょう。
そして、おススメなのが「好きなことを話す」です。
好きなことなら、話していて楽しいし、ネタに困りません。
(会話はアドリブが中心なので、準備したネタは少ししか使えません)
たどたどしくても気にしないでください。
最初はみんなそうです。
難しいなら、
「○○っていいよね」
「△△ってこうなんだ」
と、一言でもいいでしょう。
少しづつ発言の長さをふやしていきます!
話をすることに慣れていきましょう!
(難しいなら、メモの内容だけ話して終わりでもいいと思います)
【補足①】メモの使い方
その話題に関する質問をして、「相手が話してから自分が話す」と自然です。(さりげなく話題をふります)
【補足②】ネタは使えない?
実際の会話の展開で、用意したネタを話せる機会は少ないです。むしろ、会話の中からネタをつくっていく感じです!
まとめ
おつかされさまです。
無口の人が話せるまでのプロセスはイメージできたでしょうか?
大変な印象があるかもしれませんが、実際はそうではありません。
「楽しい」という感覚がコツになってきます。
子供が親に話し始めるのは、話したくてしょうがないからです。
聞いて欲しくて我慢できない。
あなたはもう大人かもしれませんが、
そういう“子供の感覚”を取り戻すことが最初のキッカケではないでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!