こんにちは、コミュスタ編集長の永田です。
この記事では、自分の経験をふまえて、コミュ障を克服するために
「絶対に外せないステップ」
について書いています。
…正直にいえば、コミュニケーションなので「7ステップ」は無茶があります 苦笑
細かいことを書きだすと、ポイントは山のようにあるはずです。
しかし、「全体像を知ること」はすごく重要なので、具体的に落とし込んでみました。
経験からザックリ言うと、コミュ障を治すには、
「マインド」を変えて、
「会話技術」を身につけて、
「人間関係」をつくる
になると思っています。
【補足】マインドセット
物事の「見方」・「考え方」。行動や判断の基準になるもの。
なので、これを7つのステップにしてみました。
- ステップ1:挨拶をする(マインド)
- ステップ2:役に立って感謝される(マインド)
- ステップ3:リアクションをとる(会話技術)
- ステップ4:自分から聞く(会話技術)
- ステップ5:自分の話をする(会話技術)
- ステップ6:会話テクニックを一個ずつ身につける(会話技術)
- ステップ7:新しい人間関係をつくる(人間関係)
ステップ1・2はマインドで、いろいろあるのですが、自分の経験から最重要かつ効果的なものを選びました。
ぼくは、このステップがちゃんんとできるようになったら、コミュニケーションがほんとうに楽になりました。
ステップ3〜5は会話の基礎部分で、できていないと、テクニック以前に会話が成立しなくなります。
また、この3つだけでもちゃんとできれば、「最低限の会話」ができるはずです。
ステップ6はそのままですが、「できそうなところからやる」は何かを身につける基本だと思います。
ぼくもでしたが、新しいテクニックに目移りしてしまい、気づいたら「1個も身についていなかった」ということはよくあります。
「ちゃんと1個ずつやればよかった」と反省しています。
ステップ7は、「コミュ障克服のゴール」といえるものです。
人間関係が自分の力でつくれれば、話し相手にも困らないし、会話経験も増えて”好循環”に入れます。
6までは話し相手に困っている状態ですが、7までいくと、コミュ力が一気に向上する状態に入れます。
(必ずしもステップ通りではなく、行きつ戻りつします)
それでは、以下で各ステップの説明をします。
興味があったら読んでみてください!
ステップ1:挨拶をする
コミュニケーションがうまい人は
「気持ちの良い挨拶」
ができます。
そうすると、そのあとの会話が簡単になるのです。
そして、挨拶の意識がないと、いざ誰かと顔を合わせた時に咄嗟に挨拶ができない。
ぼくもコミュ障で悩んでいたころは挨拶がとても苦手でした。
そして、困ったことにマイルールとして、
「相手が挨拶したら挨拶しよう」
となっていました。
これは”無意識”にそうなっていたのです。
こうなると、挨拶してくれる人が限られ人間関係が狭くなってしまします。
まずは自分から挨拶できるようになりましょう!
参考記事:『コミュニケーションが苦手ならふり返りたい3つの”基本”』
(挨拶などの基本が書かれています)
ステップ2:役に立って感謝される
ぼくがこれまで関わった”コミュ強”たちは、
「相手のために」
が当たり前になっていました。
それは簡単に言えば、相手を喜ばそうとしたり、楽しませようとするです。
これがナチュラルにできていました。
逆に、コミュ障は緊張したり、どう振る舞えばいいかばかり考えています。
これは、悪気はないのですが、自分のことばかり考えている状態。
それではコミュニケーションがうまくいきません。なぜなら、
コミュニケーションは「何かをしてあげる」と「何かをしてもらう」ことの”循環”
だからです。
(「自分から」と「相手から」の循環、という意味)
そして、自分から何かをしないと、その循環が始まりません。たとえば、
- 挨拶しないと挨拶してもらえない
- 自分の話をしないと、相手も話をしてくれない
なので、かんたんことでいいので「相手に感謝されること」をしてみましょう。
- 挨拶する
- 運転中に道を譲る
- ドアを開けてあげる
などからはじめてみましょう。
きっと、相手から”いい反応”がもらえるはずです。
(必ずしも感謝が返ってこないので、期待しないでやるマインドが必要です)
ステップ3:リアクションをとる
ぼくもそうでしたが、例えば「無表情」だとほんとうに喋りにくい。
研究室の学生さんで何人かそういう人がいましたが、
「これほど話しにくいものなのか?!」
と思いました。
無表情だと、もちろん、その他のリアクションもうすいです。
「どう思っているのか分からない」
のは予想以上に不快だと改めて実感しました。
相手が学生さんとわかっていても、話す気力がだんだん冷えてきます 苦笑
逆に、自分がいいリアクションをしたら、相手も“いい反応”を返してくれます。
そうするとまた、自分も話しやすくなります。
ここでも”いい循環“が生まれるのです。
【補足】
リアクションを大きくするには、「声を大きくする」「表情をつける」「身振りを大きくする」「相槌を大きくする」などがポイントです。
ステップ4:自分から聞く
「聞く」は重要ですが、身につけるのは簡単ではありません。
ポイントはいろいろですが、まずは
「自分から聞く」
が大事だと思います。
とくに、緊張する場面や相手だと、テクニックを使うのは難しいです。
「まずこうして、次にああして」と考えながらやると、タイミングが遅くなります。
また、ぎこちない感じもでます。
それよりまずはシンプルに、「自分から聞いてみる」ことです。
かんたんで、実践しやすいと思います。
参考記事:『コミュ障でもできる!話が盛りあがる相槌の打ち方を徹底解説』
ステップ5:自分の話をする
例えば、初対面は質問よりも「自分の話をする」ほうが自然です。
というか、「最優先事項」といっても過言ではない。
なぜなら、相手は
「目の前の人がどういう人か知りたい」
と思っているからです。
これと同じように、普段でも「自分の話」は大事になってきます。
自分のことを話さないと、相手は
「この人よくわからないな」
「この話面白くないのかな?」
「もしかして怒ってる?」
と思い始めるからです。
これは完全に誤解なのですが 苦笑
でも、話す人からすると、自分の話をしないのは「よく分からない」になるようです。
(ぼくも口数が少ない人にこう感じるようになりました)
なので、「質問したら、次は自分の話をする」くらいのバランスだと思います。
【補足】
ちなみに、初対面からお互いのことがわかってきたら、自己開示の量をさげていきます。(キャラや相手との関係によりますが)相手の話と自分の話を半々くらいがベストです。
ステップ6:会話テクニックを1個ずつ身につける
ステップ3〜5がちゃんとできるようになると「最低限の会話」になります。
そうすると、かなり楽になります。
そうした状態をつくった上で、さらにテクニックを追求するのが効率的です。
というのも、「会話相手」が必要だからです。
会話をしながらでないと会話力は身につかない…
なので、会話をしながら、いろいろとテクニックを使ってみます。
(相手にバレないようにやることは言うまでもないですが苦笑)
そして、テクニックは「1個ずつ」でないと定着が難しいです。
ぼくも陥っていた”罠“ですが、欲張ってしまいます。
あれもこれも身につけようと。
「身につくまで我慢」することが、実は、1番のポイントかもしれません。
参考記事:『コミュ障克服の3つの壁!努力が報われない本当の理由とは?』
ステップ7:新しい人間関係をつくる
「コミュ障を克服できた」というのは、ぶっちゃけ”自己評価”だと思っています。
「気づいたら苦手意識がなくなっていた」
というのが本当の実感です。
でも、そう思えるための根拠として、
「新しい人間関係がつくれる」
があると思います。
「関係がつくれる自信」があれば、例えば、初対面もそれほど怖くない。
なぜなら、「自分は人間関係がつくれる」と思えているからです。
(もちろん、”縁“しだいですが…過度な緊張はないはずです)
こういう感じで「対人恐怖」がなくなっています。
そして、こうなれば「コミュ障は克服できた」といえるでしょう!
参考記事:『大学でぼっちになってしまいました。どうすればいい?』(人間関係を新しくつくるときのポイントをまとめました)
まとめ
以上が、ぼくの経験にもとづくコミュ障克服のステップになります。
必ずしも順番どおりではないですが、こんな感じでコミュ力や会話力がついていくという実感です。
そして、コミュ障の悩みとして大きいのは「会話技術」だと思います。
ぼくも長い間、「会話さえなんとかなれば」と思っていましたが、最後に必要なことは会話ではありませんでした…
もちろん、会話力は磨く必要はありますが、会話に執着し続けると、“ある段階“で壁にぶつかってしまいます。
人間関係が進展しないまま、会話だけ頑張っても限界があるからです。
説明が難しいですが、一つ一つの会話というより「全体で人間関係を作っているんだ」という意識だと思います。
というわけで、コミュ障克服のステップでした。
大変だと思いますが、諦めずに改善を続けてみて下さい!
それではありがとうございました。