あなたがコミュ障なら、
“集団会話”
は大変だと思います。
一対一でも苦労しているのに、相手が複数いるならなお難しいでしょう。
そして、実際に、集団会話では“情報処理”することが格段に増えます。
- 話し手やメンバーの雰囲気を察したり。
- 知らない話題が出てきても、反応や相槌をして参加感を出さないといけない。
- 急に話題が変わったり、話し手が変わったり。
- 聞くときだけでなく、発言するときもタイミングをはからなければなりません。
- また、内容もその場にふさわしいかと考える必要があります。
ただ、難しい難しいと言っていても、集団会話は避けられません。
ぼく(コミュ障ハカセ)も、昔は、ガチガチでした。
あまりに無言だったので、空気になっていました 苦笑
しかし、今は冷静に対応できるし、発言しようと思ったら発言できます。
それは、
集団会話の“ある性質”に気づいたから
です。
例えば、集団会話はその時によって
「話しやすさ」
が全く違います。
同じ人でも、ある時は、聞いているだけだったり、質問役だったり(脇役)。
しかし、場合によっては、自分が会話をリードしたり、盛り上げる役にもなったりします(主役)。
その“話しやすさ”の違いは何か?
コミュ力や会話力が変わったわけではありません。
でも、集団会話は、ときに話しやすくなり、ときに難しくなります。
“ある条件”によって、話しやすさが格段に違ってくるのです。
ぼくはこれに気づきました。
この認識があるのとないのとでは、緊張感がまったく違うはずです。
(コミュ障なら知っておいて損はないはず)
この記事では、そんな集団会話の”性質”(話しやすさの条件)について話していきたいと思います。
一言も話せないのはどういう時?
まずは、集団会話が
“難しくなる条件”
を考えてみましょう。
例えば、あなたが会社員だったら、上役や偉い人がたくさん出席する「重要な会議」では発言は難しくなるでしょう。
プレッシャーが相当ありますので、当然だと思います。
また、人によっては、「ふつうの会議」でも難しいかもしれません。
では、「パーティ」はどうでしょうか?
このように、難しい集団会話のタイプは大体決まっており、以下のようになるでしょう。
- 会議
- パーティー
- 相手が全て年上
- 相手が全て年下
- 異性ばかり
- サークルに入った初回の飲み会
- 入学間もないときのクラスの懇親会
つまり、周りの人全てが
「知らない人」
「話しにくい人」
「話したことがない人」
なら、そのときの集団会話は「鬼のように難しい」と思います。
無理もありません。
誰一人として話しやすい人がいないわけですから 笑
それが集団になっていたら、
「一言も話せないのは当たり前」
だとぼくは考えます。
もっとも話しやすい集団会話は?
逆に、どんなメンバーなら話しやすいでしょうか?
たぶん、
- 家族
- 交流がある親戚
- 幼馴染のメンバー
- 仲のいい友達グループ
- クラスや職場でいつも話している人たち
- 聞き上手で話しやすい人の集まり
などになるでしょう。
たしかに家族や仲のいい友達ばかりなら、集団会話でも話しやすい。
それは、その集団の
「全員と話しやすいから」
です。
一人一人と話したことがあって、いつも話しているなら、集団になったとしても大丈夫ですよね?
あなたが何か言ったとしても、その中の誰かが反応してくれる。
そう“期待”できます。
また、いつも話しているから、だいたい会話内容が“予測”できるのです。
人間関係もできているから“安心”です。
でも、ここに1人でも
“見知らぬ人”
が混ざっていたらどうでしょうか?
その人のことをよく知らないので、“不安”ですよね。
どういう人物で、どういう考え方をして、どういう話題を好むのか分からない。
途端に話しやすさが変わってきます。
このように話しやすさは、“メンバー構成”に大きく左右されるのです。
【補足】
ここで「話しやすい」といっているのは、自分が会話の中心になって話すというよりも、「気軽に思ったことが言える」という意味です。
集団会話で話しやすい条件
以上から、集団会話の難易度は、
“仲のいい人の割合”
で決まるといっていいでしょう。
上の例で見たように、「全く知り合いがいない」がもっとも難しくなります。
逆に、「みんな仲がいい人ばかり」はもっとも簡単です。
なので、集団会話のときにまず確認することは、
「仲がいい人(話したことがある人)はいるか?」
です。
その集団に1人でもいた場合は、いない場合よりもかなり楽になります。
その人と会話が成立するので、“ひとまず安心”です。
なにかあれば、「自分からその人に話しかけることもできる」ので。
そして、できればですが、1人よりも
仲のいい人が2〜3人
いるのがベストです。
1人だと物理的に距離があったり、一対一で話す雰囲気じゃない時もあるので。
また、その人が必ずしも、自分の発言に対して“反応”してくれるとは限らないので。
でも、数人いれば、誰かはきっと反応してくれる。
これはすごく安心感があります!
(反応がなかったときに、自分から同意を求めることもできます)
と、このように集団会話のときは「なにを話そうか」と悩む前に、
メンバーを確認すること
が非常に重要です。
メンバーによって本当に話しやすさが変わります。
これはコミュ力や会話力以前の問題になるでしょう。
それは、集団におけるパワーバランスや人間関係で発言のしやすさが決まってしまうから、です。
【補足】苦手な人
仲がいい人だけでなく、“苦手な人”の存在も重要です。なぜなら、その人を意識して、発言に“ブレーキ”がかかるからです。
まとめ
集団会話で発言できなくなるのは、あなたの”会話力”や”コミュ力”それ以前に
“メンバー構成”
によるところが大きいです。
話のネタや会話スキルよりも、「1人でも仲がいい人がいる」が大事です。
また、1人だけじゃなく、数人いれば、その集団会話は圧倒的に楽になるでしょう。
「なにか話しにくいな」と感じたら、まずはメンバーを確認してみてください。
大抵、仲のいいメンバーが少ない状態になっているでしょう。
では、本日は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!