何かこうするって意識してる?
…うーん、あまり考えたことないです。
特に、これっていうやり方は知らないものだよね。
相槌って、なんとなくやっています。
ネット検索したら、くわしい相槌のやり方があるけど…
たとえば、「相槌のさしすせそ」というテクニックがあったり。
「さすが」「知らなかった」「すごい」とか。
でも、その通りにできないようですね。
できる人は感覚的にやっていますが、できない人は知識があってもできない。
とくに「コミュ障でもできる相槌」について話そうと思います。
相槌の役割
でも、相槌は「話し手が話しやすくするため」にあるんだよ。
確かに相槌があると、話しやすいですね!
相槌を打つことは、相手のためにあります。
「聞いてますよー」
「関心を持ってますよー」
というメッセージを送っていると言えます。
なぜなら、話し手はいつも不安だからです。
「自分の話はウケているのか?」
「つまらなくないか?」
相手の反応を確かめながら話しています。
たとえば、自分が話しているときのことを思い出してください。
反応が全くなかったら…
誰も聞いていなかったら…
スマホをいじり始めたら…
不安じゃないでしょうか?
そのまま話し続ける気になれるでしょうか?
でも、逆に、だれか1人でも「うんうん」と相槌をうってくれたら?
安心して話せるはずです。
(基本的なことを確認しています)
このように、相槌は会話を円滑にするための「潤滑油」の役割をもっています。
なくても会話はできるかもしれませんが、あると会話がスムーズになります!
ただ、相槌を絶対視するのは要注意です。
必要以上に意識して、「相槌しなけゃいけない」となると疲れます。適度に「油」をさしておく、という気楽なスタンスがちょうどいいです。
相槌はどうして難しい?
まずは相槌の難しさについて、ですね。
コミュ太くん、相槌はむずかしい?
それとも簡単?
なんとなくできている気がしますが。
コミュ太くんは相槌が多いタイプだよね?
できていると思いますよ。
ありがとうございます!
このように「できる人はできるが、できない人はできない」のが相槌です。
で、この理由だけど…
じつは「タイミング」で決まると思っています。
「相槌は大事」とよく言われますが、難しい人には難しいものです。
相槌を打とうとすると、話に集中できません。
話に集中すると、相槌を忘れてしまいます。
ネットでは、「へー」「なるほど」「驚きました」などのフレーズが紹介されています。
ですが、やってみると、(コミュ障にとって)相槌は難しいスキルです。
(できる人もいます)
その要因を分析していくと、
「難しさはタイミングにあるのでは?」
とハカセは気づきました。
そして、
「タイミングが合っていないから、説明されてもできない」
という結論に至りました。
(ハカセの個人的な結論です)
相槌の正しい打ち方
相槌って意識してやるのが難しいわけなんですね。
タイミングが分かっていないと、やろうと思っても難しい。
あ、じゃあ、タイミングってどうすればいいんですか?
相槌の打ち方は人によって違いがあります。
多めに打ったり、少なめの人もいます。
ただ、「打ちやすいタイミング」というものはあるでしょう。
そして、ハカセの答えは
“話がとぎれるタイミング”
になります!
ちなみに、文章として話がとぎれるのは「句読点」です。
基本的には、ここで相槌を打つことになります。
【補足】句読点(くとうてん)
句点(。)や読点(、)。区切りの符号。
しかし、“話がとぎれるタイミング”がより重要です。
なぜなら、話が終わって「自分の話はどうだろうか?」と気になる瞬間だから。
そのときに「聞いていました」というように相槌を打ちます。
相手:「○○で、□□なんだよ(終)」
自分:「ヘ〜、そうなんだ!」
という感じです。
これなら相手も自分の話は良かったんだ、と安心できます。
(どんなに短い話でも聞いている人の反応は気になるものです)
そして、タイミングがいいです。
もし、これが逆に話の途中の相槌だとしたら、
相手:「○○してい(途中)」
自分:「へ〜」
相手:「…。て、□□だった(途中)」
自分:「うん」
相手:「…。んだよ(終)」
自分:「…」
相手:「……(話しづらいな…)」
という感じに(笑)
これが何回も続いたとしたら?
もうあなたに対して話す気がなくなってしまうかもしれません。
(この例は極端ですが、タイミングが重要であるとわかると思います)
話し手が求める相槌
話が終わるタイミングですね!
タイミングが合うと、話しやすくなるからね。
そうですね!
話す人によって相槌のタイミングがかなり違うかな。
話の長い人がいますよね?
逆に、短い人もいます。
そうすると、相槌のタイミングも変わってくるのです。
話が長い人や早い人は、複数の文章をまとめて話すので、単純に句読点ではとぎれません。
また、ゆっくり話す人や相手の反応をうかがう人は、こまかく話が区切れる。
ただ、どちらのタイプでも、話がとぎれるタイミングで相槌を打てばいいことになります!
逆に、このタイミング以外で相槌を打とうとすると、相手の話にかぶることになるので打てません。
相手からすると“話に割り込んできた感覚”になってしまいます。
ですので、改めて、“話がとぎれるタイミング”は重要になるはずです!
効果的な相槌の「型」
一般的かと言われるとそうじゃないけど、ぼくは「ある」と考えているよ。
相槌というと、「うん」「そう」「なるほど」など短いフレーズが基本的です。
しかし、これだけだと味気ない。
より効果的な相槌は「もう一言」追加されているでしょう。
- 「へー、なるほど〜!」(納得)
- 「うん、そうだね。」(肯定)
- 「おお、すごい!」(驚き)
- 「うん、◯◯なんだね」(オウム返し)
- 「そう、そう!」(共感)
このように「もう一言」あると共感を表現できます。
だから、
「相槌+一言」
が効果的な型と言えるでしょう。
そして、一言のバリエーションとしては、以下のものがあります。
- 相槌+相槌:「そうそう」「うんうん」
- 相槌+驚き:「へ〜、なるほど〜!」「うん、そうなんだ!」
- 相槌+オウム返し:「うん、◯◯なんだね」「へ〜、◯◯か!」
とくに、オウム返しは共感の基本です。
相槌と合わせるといいでしょう!
【補足】
「もう一言」も相槌といえば相槌ですが、ここでは説明のために区別しています。
まとめ
ありがとうございます!
それで、今日のポイントだけど、「相槌はタイミング」ということだったね。
話が終わるタイミングに合わせるんですよね?
話の終わりに合わせて相槌を打つことで"聞いている感”が効果的にだせるんだ!
タイミングがわかっていれば、事前に言葉選びもできるしね。
ありがとうございました!